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​第9回JAPSAM PRP・幹細胞研究会の開催にあたって

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 このたび第9回 JAPSAM PRP 幹細胞研究会を開催させて頂くことになりました。今後の再生医療発展に向け、大変重要な本研究会の当番世話人を拝命し、大変光栄に存じます。20世紀末より幹細胞を中心とした再生医療は、急速な進歩を遂げています。2006年に山中伸弥教授が iPS 細胞を発見して15年が経ち、再生医療の様々な臨床研究・臨床応用が実現して参りました。日本における再生医療は現在、大きな飛躍とともに解決すべき課題にも直面しております。

 本研究会の第7回は「顎顔面領域におけるPRP・幹細胞の基礎と臨床展開」、第8回は「膝関節を中心とした関節疾患への臨床応用」が中心でしたので、今回の第9回のテーマは「脊椎脊髄疾患における再生医療」といたしました。「脊椎脊髄領域の再生医療の最前線」として現在臨床治験中あるいは臨床応用されている椎間板や脊髄再生医療について、4名の先生に、基礎研究から臨床応用の現状についてご講演いただきます。また前回の世話人会で提案された一般演題発表につきましても脊椎領域や関節領域のPRP研究・治療についてお話いただく予定です。

 コロナ禍は2021年10月現在、いったん落ち着きつつありますが冬には第6波の到来が確実視され、第6波に向けた医療体制の拡充が求められています。密で温かみのある討論には、現地開催での対面形式が最善と感じておりますが、コロナ禍が収束していない現状を鑑み、第9回もやむを得ずweb開催で準備を進めております。皆様と直接お目にかかれないことは大変残念ですが、web開催の利点を活かし、今後の再生医療発展に繋がる本研究会に多くの皆様がご参加いただけるよう準備して参ります。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

第9回 JAPSAM PRP 幹細胞研究会 当番世話人

名古屋大学医学部整形外科学/リウマチ学 教授 今釜 史郎

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